2020/7/17

【世界遺産5周年記念】第5回「郷土の誇りを“未来”へコンクール」に応募しよう!①~明治日本の産業革命遺産編~

 今年も、佐賀県内の小中学生を対象とした「郷土の誇りを“未来”へコンクール」を開催します。それに先駆けて、3つのテーマに分けて「明治日本の産業革命遺産」・「三重津海軍所創設のきっかけ」、「三重津海軍所」、世界遺産について紹介します。 今回はテーマの1つである「明治日本の産業革命遺産・三重津海軍所創設のきっかけ」について紹介します!

 皆さんご存じかと思いますが、「三重津海軍所跡」は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の1つになっています。
「明治日本の産業革命遺産」は、日本で初めて、「シリアル・プロパティ(関連性のある遺産群)」として登録されました。(シリアル・プロパティとは、地理的に離れた複数の遺産による世界遺産のこと)
 構成資産は、8県11市に分布し、製鉄・製鋼、造船、石炭産業に関連する23の遺産全体で世界遺産の価値を有します。(例えば、同じく世界文化遺産の「姫路城」は、1つの遺産で世界遺産の価値を有しますが、明治日本の産業革命遺産は、23の遺産で1つの遺産の価値を持ちます。)
 「明治日本の産業革命遺産」は、ヨーロッパで始まった産業革命が、西洋から非西洋(アジア圏)へ伝わり、初めて成功したことを示す遺跡群として評価され、平成27年(2015年)7月に世界文化遺産に登録されました。

 19世紀半ばから20世紀の初頭にかけて、日本は国防(国を守ること)のために、製鉄、造船、石炭産業を基盤に、わずか半世紀(50年あまり)で急速に産業化を達成しました。
 明治日本の産業革命遺産は、これらの過程を3つの段階で示しています。

 ①試行錯誤の挑戦
 ②西洋の科学技術の導入
 ③産業基盤の確立(国際水準への到達)

 三重津海軍所跡は、造船の分野に関係する遺産であり、産業化の発展段階の、試行錯誤の挑戦の段階に位置付けられています。
 ②~三重津海軍所編~で詳しく説明しますが、長崎を守る立場にあった佐賀藩が、独自に海軍技術の教練を行い、洋式船の操縦技術や教練などの海軍技術や、木造外輪蒸気船の建造など、在来技術をもとに、長崎海軍伝習所で学習した技術を導入し、洋式船の修繕、建造に試行錯誤で挑戦した点が評価されて、世界遺産の構成資産の1つに含まれています。

コンクールに応募しよう!②~三重津海軍所編~
コンクールに応募しよう!③~世界遺産編~

 

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三重津-発見旅